今更シリーズ いまさら聞けない”調光レンズ”

まぶしさを感じる季節になると、広告やSNSなどでよく目にする“調光レンズ”
名前は知っているけど、どんなレンズなのか実はよく分からないって方も多いはず。
そんな調光レンズの特徴を今回は解説します!

 


「調光レンズ」って何ですか?
⇒ズバリ、紫外線量に応じて色の濃淡が変化するレンズです

調光レンズは、室内ではほぼクリアですが、外出先や光の差し込む窓辺などでは紫外線量に応じて色の濃淡が変化します。
つまり、紫外線が当たる屋外に出ると色が濃くなり室内に戻ると色が薄くなり元のほぼクリアなレンズに戻ります。

 


「調光レンズ」の色の濃さは紫外線の量で決まりますか?
⇒紫外線の量だけでなく、気温も関係します

調光レンズは紫外線量と同時に、温度が低いほど着色濃度が濃くなるという性質があります。
よって、同じ紫外線量なら気温の高い夏場より、寒い冬のほうがより濃い色に染まります。
特にスキー場のような紫外線量が多く気温が低い場所ではかなり色が濃くなります。

 


「調光レンズ」の寿命は?
⇒計算上は6年で色が変わらなくなるそうです

メーカー曰く、使用状況によって異なりますが、1日4時間ほど紫外線を浴びたと仮定すると、計算上は6年間で色が変わらなくなるそうです。
また、発色した状態が長いほど、早く色が変わらなくなるそうです。

実際に使用した経験上では、徐々に変化の幅が狭くなる感じがしました(濃さが薄れ、無色に戻らなくなる)。
とは言え、一般的なメガネの使用年数から考えれば充分な長さかと思われます。

 

「調光レンズ」は度数が強いメガネや薄型レンズでも作れますか?
⇒もちろん作れます。

高屈折1.60超高屈折1.67で作られます。
バリエーションが豊富なのは高屈折1.60で、遠くを見ることがメインの近視用と遠近両用で数多く発売されています。

昔の調光レンズは調光成分を素材に練り込んだガラスレンズで、レンズの厚みによって近視用は中心部の色が薄くなり、遠視用は周辺部の色が薄くなるなど色の濃淡差が出ていました。
しかし、現在のレンズはプラスチック製が主流になりましたので、軽く、割れにくく、さらに調光成分を練り込みではなくコーティングにしたことで、度数が強い方でも色ムラなく安心して使えます。

 

今回は調光レンズの基本的な特徴について解説しました。
次回は調光レンズのバリエーションについてアップする予定です。

また、カモシタでは、HOYA・ニコン・セイコーの調光レンズを取り扱っており、サンプルも実際にご覧いただけますのでお気軽にご相談ください。

 

999.9フォーナインズ取扱店
天然ピンクダイヤモンドMILK&STRAWBERRY取扱店
山梨県笛吹市石和町
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