遠近だけじゃない! 累進多焦点レンズのバリエーションを徹底解説

先日、遠近両用メガネのレンズについて「バイフォーカルレンズ」「累進多焦点レンズ」の2種類をご紹介しました。

現在主流の累進多焦点レンズには、遠近だけでなくシーンに合わせて使えるバリエーションがあります。
今回は、その種類について解説します!

 

・累進多焦点レンズの種類

「累進多焦点レンズ」の種類には、代表的なものが3つあります。

遠くから近くまで見える 遠近両用、中間と近くを広くカバーできる 中近両用、そして手元から少し先までを快適に見られる 近々両用 です。

 

・遠近両用レンズ

まずは、誰もが一度は耳にしたことがある 「遠近両用レンズ」。

レンズ全体の約半分が遠く用の度数で構成され、残りの半分が中間・近くの度数になっています。
遠くがもっとも見やすい一方で、中間・近くは他の2種類と比べると視野がやや狭くなります。

一日中メガネを掛けて過ごす方や、掛け外しを煩わしく感じる方におすすめのタイプです。
累進レンズの中でも 約6〜7割を占める人気のレンズ で、まさに定番といえる存在です。

 

 

・中近両用レンズ

よく 「室内用の遠近両用」 といわれるのが、この 「中近両用レンズ」 です。

中間から近くまでの視野が遠近両用に比べて広いのが特徴で、レンズ上部には遠くを見るための度数も入っています。

運転には不向きという難点はありますが、事務仕事や家事など 室内で過ごす時間が長い方に特におすすめ。

また、コロナ禍以降はリモートワークの普及もあり、遠近と中近を 用途に応じて掛け替える方が増えているのも特徴的です。

 

 

・近々両用レンズ

「近々両用レンズ」 は、あまり馴染みがないかもしれません。

手元から少し先までをカバーできるレンズで、イメージとしては 「手の届く範囲にピントが合う」 感覚です。

老眼鏡に比べて見える範囲が広いため、 新聞を読むときや読書が趣味の方、さらに ノート型パソコンでの作業 にもおすすめです。

 

 

 

 

・遠近両用と中近両用の設計イメージの違い

遠近両用と中近両用は、遠くや近くの度数が同じであっても、度数の入り方が異なるだけで見え方が大きく変わります。

中近両用レンズは、イラストのように 遠近両用の「中間」と「近く」の部分を広げた設計 になっています。
言い換えると、遠近両用のデメリットの一つである 「中間」と「近く」の視野の狭さを解消したレンズ です。

ただし、遠くの視野が狭くなる という特徴もあるため、運転や映画鑑賞など、遠くを見るシーンが多い方には遠近両用が欠かせません。

 

・まとめ

今回は、累進レンズのバリエーション について解説しました。

どのレンズにもそれぞれ長所と短所があるため、シーンや用途に合わせて使い分けることが大切です。

当店カモシタでは、国家資格「1級 眼鏡作製技能士」 が在籍し、お客様のライフスタイルに合わせて最適なレンズをご提案いたします。
さらに トライアルレンズ もご用意しておりますので、まずはお気軽にご相談ください!

 

 

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